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2006.03.21 (Tue)

まとめて振り返る相棒4thシーズン(前編)

 先週で最終回を迎えた相棒4th シーズンを振り返って見たいと思います。全21話の簡単なあらすじと感想私が勝手に考えた各話のテーマを書きたいと思います。今回は2005年放送内容、「閣下の城」から「殺人生中継」までです。

詳細は公式HPでどうぞ。



あらすじと感想



 リンクは以前私の書いた感想に張ってあります。

第1話『閣下の城』(2005/10/12放送)



あらすじ



 かつて特命係が捕まえた(1stシーズン)元外務省事務次官、通称“閣下”。彼は現在裁判中でありながら超法規的処置により保釈され、女性秘書と男性執事と共に奥多摩にあるアイアンハート城で暮らしていた。
 そこへ特命係、閣下を執拗に糾弾した美和子、警察庁小野田官房長、瀬戸内元法務大臣という因縁ある人物達が招かれた。そこで秘書との結婚を宣言する閣下。しかし、翌日執事が何者かに殺され…。

感想



 テーマは「菩薩」。3人の男を手玉に取る女の心理とは?
1stシーズンのラスボスであった閣下を再登場させた豪華な初回。容疑者が実質二人しかいないにもかかわらず2重3重に展開をひっくり返す手腕はさすが相棒。
 思えばこれが後味の悪い4th シーズンの始まりでした。

第2話『殺人講義』(2005/10/19放送)



あらすじ



 とある大学の心理学研究室の助手が自殺した。しかし、特命係は彼女は不倫をしていたのではないかと考え、その人物が事件に関係しているのではないかと大学教授に接近する。

感想



 テーマは「心理戦」。犯行の手口から犯人を罠にかけるまで全てが心理トリックによるものでした。
 1話と打って変わって右京さんと亀山さんの連係プレーによる大勝利でした。狡猾な手口で殺人を犯す人間ほど我が身がかわいいことを利用して罠にはめる様は実に見事でした。
 それから教壇に立つ右京さんと熱弁を振るう亀山さんも必見。

第3話『黒衣の花嫁』(2005/10/26放送)



あらすじ



 捜査1課トリオの1人芹沢の元同級生が結婚式前日に殺された。彼は事件直前まで芹沢ら同級生たちと独身最後の夜を楽しんでいた。調べてみると花嫁や彼女だった同級生には動機があるように思えるが…。

感想



 テーマは「人生の分かれ道」。いつどんなことがきっかけで人生の大きな岐路ができるかわからないという話。それでも結局最後に選択するのはあくまで自分であるという話でもあります。事実今回犯人だって別の道を歩む選択肢は何度か登場していたのですから。
 芹沢さんが今回の主役。彼がこの事件以降一気に成長したように感じられます。かのアガサ・クリスティーの名作『そして誰もいなくなった』を思わせる結末は私が今まで勝手に抱いていた相棒の定説を打ち壊してくれました。

【More・・・】

第4話『密やかな連続殺人』(2005/11/2放送)



あらすじ



 荒川で若い女性の他殺死体が見つかった。被害者はピアスが片方だけ持ち去られていた。調べてみると過去10年以上に渡って10件もの同一の手口の犯行が見つかった。
 犯人は日本にはFBIのような全国的な捜査組織がなく、都道府県警間での情報が共有されないことを利用して異なった都道府県で手口を変えて連続殺人を行っていたのだった。
 そしてかつての容疑者に接近する特命係と捜査1課だったが…。

感想



 テーマは「警察機構の組織的欠陥」
 奈良の女児誘拐殺人で浮き彫りになったように警察の縦割り機構の問題点を痛烈に指摘した話。住基ネットなんて役立たずの前にこっちを整備しろよ。
 それにしても家宅捜索中に被疑者に自殺される警察ってどうよ?

第5話『悪魔の囁き』(2005/11/9放送)



あらすじ


 
 連続殺人犯は自殺した。しかし、まだ残り3つのピアスが見つからない。この連続殺人を継承した人間がいるのではないか。
 右京は犯人の主治医であった犯罪心理学専攻の精神科医の論文に興味を示す。

感想



 テーマは「悪は人を魅了する」
 今シーズン唯一の続き物。
 人の心の闇を見抜き、悪へと引きずり込まれた彼らの関係はまるでモンスターのヨハンとロベルトのよう。しかし、どのような理由であれ独りよがりな殺人と言う事実は変わらないと犯人の心の弱さを指摘する右京さんが印象的。

第6話『殺人ヒーター』(2005/11/16放送)



あらすじ



 都内で相次ぐ不審火。右京のアドバイスで犯人を逮捕した1課だったが、全てが彼の犯行ではないらしい。
 調べてみると残りの火元は全て同じ電気ヒーター。二人は製造元の会社へと向かうがその会社内でも同様の火事が起きていた。しかし、被害者の女性は出火前から殺されていたらしく…。

感想



 テーマは「組織の論理」。個人の正義感も倫理観も組織という巨大なピラミッドの前では押しつぶされてしまうという話。

 後味の悪さなら今シーズンでも1,2位を競うと思います。それだけ相棒らしい話であるともいえます。この話が放送された翌週あたりから耐震偽造問題が出てきて構造的な体質が問題になったり、ナショナルで本当の殺人ヒーターが出たりとなんともタイムリーな題材でした。さりげなく王子キャブが再登場しているところがミソ。

第7話『波紋』 (2005/11/23放送)



あらすじ



 とある交番に大学生が金を拾ったと届け出てきた。その額なんと600万円。自分が持ち主だと名乗り出る多くの自称足長おじさん・おばさんに事件を面白おかしく無責任に報道するマスコミ。
 しかし、当の大学生は暴行事件に遭い、しかも犯人が後日殺されるなど事件は意外な方向へ波紋を広げていく。 

感想



 テーマは「金に群がる人間たち」
 心理学シリーズ第3弾。
 この600万という金額設定が実にうまい。1億ぐらいの途方もない額だったら恐れ多くて手をだそうとしないだろうし、100万以下じゃそんなリスクを犯してまでという額ではない。この、想像はできるけど手が届かないという金額が多くの人間の欲望と悪意を喚起したのでしょう。
 主演女優賞はあのおばあさんで決まりでしょう。

第8話『監禁』 (2005/11/30放送)



あらすじ



 薫が拉致監禁された。どうやら雑誌で和製シャーロックホームズと紹介された右京と間違えられたらしい。犯人の目的は旧日本軍の軍資金が入った金庫を開けさせること。開けられないと前につれてこられた二人と同じように殺されてしまう。
 一方薫の異変に気づいた右京はわずかな手がかりを元に薫を探し始める。

感想



 テーマは「ミステリー」
 右京さんが和製シャーロックホームズで、ミステリー研究会の女子中学生の取材を受け、犯人はミステリーファンと最初から最後まで彼女達の言う“荒唐無稽な”ストーリー、というか右京さんに振り回された話でした。
 別に右京さんはすねてる亀山さんのために善意でやったことだったんだけど犯人が間違えた理由を言わない右京さんはずるいなあ。でも右京さんが捕まってたら救出は不可能だったでしょうね。
 それとこの事件“刃桜”がでっち上げだってすぐわかりました。刃桜じゃ葉桜=桜散るを連想させて縁起が悪いし、何より掛け軸が左から書いてあったし。

第9話『冤罪』 (2005/12/7放送)



あらすじ



 所轄の警察署に女性が夫を殺したと自首してきた。一見ありふれた事件に見えるがいくつか不審な点が見つかった。さらに被疑者を取り調べた刑事と被疑者の弁護人と被疑者と被害者の間にはある接点が浮かび上がった。そして右京は1つの陰謀の可能性を推理する。

感想



 テーマは「真実はいつか白日の下にさらされる。」何度か右京さんが言っていることですがそういうときに限って曖昧なまま終わらせる演出がにくい。
 個人的には今シーズン最高の出来だと思います。その理由は最後の右京さんの推理。その前の裁判のシーンまでは良質のドラマといったところで、視聴者に今回も真相は闇に葬られるのかと思わせておいて爽快感を与える展開は見事でした。しかしその後右京さん自身が物語を根底から覆す推理を展開することでこの作品を良作から傑作にまで高めています。


第10話『殺人生中継』(2005/12/14放送)



あらすじ



 テレビの生放送中に聞こえた悲鳴。駆けつけるとなんとアナウンサーが控え室で殺されていた。
 彼女は人気キャスターであったが、それゆえにストーカーに付きまとわれたり、またディレクターとの不倫など殺される動機はいくつかあったようだが。

感想



 テーマは「ストーカー」。まるで教祖をあがめる信者のように崇拝し、その対象を独占しようと殺してしまうという矛盾した行動に出る心理を描いた作品。おそらくモデルはジョン・レノンがファンに殺された事件。
 殺しをしてもいいことなんてない、後悔するだけだ、というのが相棒では繰り返し語られています。ただ、今回もその話だったのですが犯人が最初からわかってしまっていて、トリックも簡単だったのであまり楽しめませんでした。



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