思い通りにならないのが世の中なんて割り切りたくないから
少し自分の考えでも綴っていこうかな、と思っています。
04« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»06
2008/05/30 [Fri] 00:49:16 » E d i t
零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)
(2008/03)
西尾 維新

商品詳細を見る


西尾維新の『戯言』シリーズの番外的小説3作目零崎一族の『人間』シリーズ3作目。

『戯言』シリーズに登場する殺人鬼の零崎一賊の三天王、
「鋏振り回して喜んでる妹マニアの変態」こと『自殺志願(マインドレンデル)』の零崎双識、
「釘バットくるくるさせてる麦藁帽子のとっぽい大将」こと『愚神礼賛(シームレスバイアス)』の零崎軋識、
「内臓抉ってその小腸を体に巻きつけるのが趣味のベジタリアン」こと『少女趣味(ボトルキープ)』の零崎曲識、その最後の一人の話。

…そういえば内臓抉ってその小腸を体に巻きつけるなんて描写一度も出てこなかったよなあ。
それから、曲識に『少女趣味』だなんて別名ついてるけど、女子中学生と大喜びでデートしてる双識や蒼い少女に恋してる軋識も立派に少女趣味だよね。
-- 続きを読む --

テーマ:西尾維新 - ジャンル:小説・文学

読書 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2008/05/29 [Thu] 23:44:33 » E d i t
二審も元教諭に有罪判決 板橋高校卒業式「妨害」事件

04年3月に行われた都立板橋高校の卒業式で、君が代斉唱時に着席するよう保護者らに呼びかけ、式の進行を妨害したとして威力業務妨害罪に問われた同校元教諭・藤田勝久被告(67)の控訴審で、東京高裁(須田賢裁判長)は29日、元教諭の控訴を棄却する判決を言い渡した。

 須田裁判長は、藤田元教諭が校長らの制止を無視して呼びかけ、式の開始を2分遅らせたことが威力業務妨害に当たると認め、罰金20万円(求刑懲役8カ月)を命じた一審・東京地裁判決を支持した。弁護側は判決を不服として上告した。

 控訴審で弁護側は、当時は君が代の斉唱時に起立することなどを定めた都の通達をめぐって教育現場などで議論されていた時期で、06年9月には通達を違憲とする東京地裁判決もあったと指摘。そのような背景から、反対する立場の呼びかけを「威力」に当たると積極的に評価すべきではない▽呼びかけは憲法が保障する表現の自由に基づくもので、妨害した結果もなく刑事罰に問うべきではない――などと主張していた。

 これに対し、この日の判決は、「君が代の伴奏命令が思想・良心の自由の侵害にはあたらない」とした最高裁判例を挙げ、「議論があったことが、直ちに『威力』にならないと判断する事情にはならない」と指摘。元教諭が校長らの制止に怒号で抗議したことなどを「威力」に当たると認めた一審判決の判断に誤りはないとした。

 表現の自由については、「憲法が絶対無制限に保障したのではなく、公共の福祉に必要な制限に服することを認めている」としたうえで、「明らかにその場の状況にそぐわない大声で呼びかけて喧噪(けんそう)状態に陥れ、校長が法律上持つ権利である、式の円滑な進行を現に阻害した」と批判。「たとえ思想を外部に発表する手段であっても、他人の権利を不当に害することは許されない」と述べた。



もう何て言うか「たとえ思想を外部に発表する手段であっても、他人の権利を不当に害することは許されない」というのが正しすぎて、ね。
確かに主張しても良いけど、それで教え子の卒業式に水注すのはどうよ?

まー、結局のところ、君が代・日の丸を徹底するように指導している行政側も、抵抗するように呼びかける教員側も子供をダシに自分の思想を強制しているという点では全くの同類なんだよね。
愛国心だなんて自然と育まれるものであって、日本人に愛国心がないのならば愛されるような国家ではないということであり、国民は愛せるような国家に作り変えていく必要があると思うですよね。だって主権は国民にあるのですから、自分たちで作ったものが気にくわないのなら気に入るように作り直せば良いだけの話なのだし。
そもそも国家に依存しなくても生きていける時代になりつつあるというのに、国家にそこまで執着するのがまずどうかと思いますしね。重要なのは自分自身がどのような生き方を選択するのかであるのだから。

まあ、ともかくこういうゴタゴタがあるだけでも自分に子供が生まれても公立には行かせたくないなあ、と思う私です。

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

ニュース *  TB: 1  *  CM: 0  * top △ 
2008/05/29 [Thu] 23:32:45 » E d i t
日本経団連は29日午前、自民党と政策を語る会を都内で開いた。経団連側は地球温暖化対策の一環で、夏季に時計の針を進めるサマータイムの実施を要請。自民党地球温暖化対策推進本部の野田毅委員長は「我々もその方向でやろうと思っている。法改正も必要であり、周知期間などを考えるとできるだけ早くやりたい」と応じた。

 サマータイムに関して経団連は早くから導入を支持しており、韓国経済界とも共同実施を検討中。野田委員長は「今国会で何とかうまくできないか」と発言。「すでに超党派の議連があり、(同日夕の)議連総会でも要請したい」とも話し、政治手続きを進めていく考えを示した。

 税や社会保障を巡っては経団連側が「安定的な社会保障制度を確立するには消費税の引き上げ以外に選択肢はない」(森田富治郎副会長)と指摘。自民党の津島雄二税制調査会長は「(引き上げの必要性は)多くの方が認めている。できるだけ早く結論を出したい」と話した。経団連は6月4日に民主党とも政策を語る会を開く。ただ、自民党との会とは異なり御手洗冨士夫会長は出席しない。 (14:36)

経団連と自民、サマータイムの導入推進で一致


んーと、まずさあ、サマータイム導入するとどういうメリットがあるのかさっぱりなんですが
温暖化対策と言っても、例えば、現在8時半始業5時半定時の会社が7時半始業4時半定時になってどうするんでしょうか?朝の涼しい時間に寝れなくなって、4時半だなんて真夏ならまだ外に出られないような暑さの時間に終わっても結局みんな帰らないんじゃないの?そうすると結局残業(サービス残業だろうけど)時間が増えて朝出社時間が1時間早くなるってだけだから意味ないんじゃない?

夏の暑い時期に会社が早く終わってもみんな寄り道せずにさっさと家に帰っちゃって消費は伸びないだろうし、みんな家帰ってクーラーつけるから却って温暖化に貢献しそうだと思うけど。そもそも、日本はもう亜熱帯の国なのにサマータイムって有効なんですかねえ?
それにサマータイムだと居酒屋とか交通機関も一時間早く終わるってことですよね。夏の夜中涼しくなった頃にはもう終電じゃあ却って客足減るんじゃないの?

むしろ冬の時期に1時間早くすれば多少は明るいうちに帰れていいと思うんですけどね。

とりあえず、民間はやらないでお役所だけやってみたら?後は金融機関とか。
そうすれば朝7時半から窓口が開いていて通勤前に寄れるから利便性向上するんじゃない?


まー、後は消費税上げるのはともかく、法人税は上げないんですかねえ。金持ち企業と貧乏国民だなんて人間を幸福にしない日本というシステムで言われていた頃から多少は改善したんでしょうかね?


人間を幸福にしない日本というシステム (新潮OH!文庫)人間を幸福にしない日本というシステム (新潮OH!文庫)
(2000/10)
カレル ヴァン・ウォルフレン

商品詳細を見る

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

ニュース *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
小畑健先生の新作? 
2008/05/16 [Fri] 19:30:48 » E d i t
本屋でちょっと小説コーナーのあたりをブラブラしてたら、小畑絵の表紙を発見。

魔界都市ブルース 妖婚宮

5年ぶりのシリーズ新刊だとか。
ちょっと前に小畑先生が表紙書いただけでかなり売れたって話聞いたけど今度はどうなんだろう?

人間失格 (集英社文庫)人間失格 (集英社文庫)
(1990/11)
太宰 治

商品詳細を見る
ジャンプ *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2008/05/12 [Mon] 00:02:27 » E d i t
日本証券業協会は証券会社の社員によるインサイダー取引を防ぐため、全証券会社の社員情報を一元管理する検討に入った。約320社の社員の名前や年齢などをデータベースに登録し、他の証券会社が口座開設時などに点検できるようにする。

 野村証券元社員らによるインサイダー取引事件では、野村以外で開いた知人名義の口座が不正取引に悪用されていた。証券業界が一丸となってこうした行為への監視を強め、失った信頼の回復を目指す。

 日証協は今後、データベースの詳細な仕組みづくりの検討を急ぐ。インサイダー取引防止の目的で、既に上場会社の役職員情報のデータベース構築に着手しており、システム共用の可能性なども探る。(日経新聞)

元記事




…まあこれしかないよね、現実的に考えられる対策は。
でもこれじゃあ親類ならともかく、今回の事件のように知人友人名義で口座開かれたんじゃあ意味がないわけで。かといって口座開設者一人一人の交友関係まで把握するだなんて不可能だし、できたとしても個人情報保護の観点から問題になるだろうし。

…結局、社員一人一人のモラルに期待するしかないのかなあ?

テーマ:気になったニュース - ジャンル:ニュース

ニュース *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
戯言シリーズ再発売 
2008/05/11 [Sun] 23:56:03 » E d i t
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫)クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫)
(2008/04/15)
西尾 維新

商品詳細を見る


えーと、約1年半以上前に蒼い髪と黒いノートと黄色いドロボウのシータさんから薦められてた戯言シリーズなのですが、実は今年に入ってからふと思い出したように読んでみました。
ひどい話だ。

えーと、まあ読んでみたら第一作の『クビキリサイクル』はまあ最初の方は一応推理物なのにテンポがどうも悪く、登場人物が天才だらけって設定の割にはずいぶんとトリックも推理の方もなんだなあ…、という感じでしたが、台詞回しも良かったし、読んでいるうちに面白くなってきたってところでした。解決編までは。
その後の後日談がこのシリーズを最後まで読んでみようとおもったきっかけですかね。

で、本編読み終わったのが最近で先日ザレゴトディクショナル買いに行ったら、また発売するんですね。2ヶ月ごとにだったかな?

…もうちょっと読み始めるの後だったらなあ。なんかすげー損した気分。


ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)
(2006/06/07)
西尾 維新

商品詳細を見る

テーマ:西尾維新 - ジャンル:小説・文学

読書 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
批判する技術 
2008/05/05 [Mon] 17:38:44 » E d i t
侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)
(2003/02)
芥川 竜之介

商品詳細を見る


読んだの高校生の時なんで記憶が曖昧なのだけど、芥川龍之介の『侏儒の言葉』の中に3つの批判する方法が紹介されてたんだよね。
ちなみに、『侏儒の言葉』はA・ビアスの『悪魔の辞典』と並んで好きな本だったりする。

その3つとは『全面否定法』と『半肯定法』、それから『木に寄って魚を得る法』だったかな?

『全面否定法』っていうのは文字通り、相手を頭ごなしに批判する方法。
例えば「あのときのお前の言い方はない、もっとましな言い方はできないのか!」とかね。
まー、言っているほうは感情に任せて言いたい放題言っているわけですから気分は良い。ただし、コントロールの仕方が難しく、リスクも高い。
よほどうまく言うか、うまくフォローをしないとかなりきつくなってしまいますし、コントロールがきかずに(せずに)暴言レベルに達してしまうのもよくある話です。
そうなると、批判した相手から苦手とか怖い、少なくともあまり関わりたくない人と思われるのは間違いないでしょうし、直接批判した相手以外の周りにいた人や、話を聞いた人からもそう思われることも少なくないでしょう。
場合によっては批判した自分のほうが「痛い奴」認定されることも覚悟しておかなければいけません。

『半肯定法』とは、要するに『持ち上げて落とす』と言う奴です。
はじめに、相手のことを褒めたり、親密さをアピールした後に、批判や苦言を呈します。
例えば、「若いのに堂々とした発言ですばらしかったねえ。でも、社内でうまくやっていきたいのだったらもう少し目上の人間を立てた方がいいよ。」みたいな奴ですね。
国語の授業で一回は言われますよね。「重要なのは逆接の後。筆者の言いたいことは逆接の後に来る。その前の文章はどうでも良い。」って。でも人間の心理って奴は不思議なもので、同じことを言われていても最初に褒められたりすると、それで相手に親密感を持ったり、味方だという認識が働くからその後少しきついことを言われても反発しないのですよね。
そうなると、言いたいことを言いつつ、事を荒立てなくて済むし、大喧嘩になる可能性も少ないので大人の対応法だと言えます。それに、この方法は正面から注意しても全く受け入れようとしない人や、逆ギレするような人にも有効です。こういう敵味方分ける人間の方が効果的かもしれません。

つまりは、ここで重要なのはいかにも相手に親密だと思わせ、あくまで相手のために言ってあげてるんだよ、という空気を作り出すことですね。

ちなみに、これに『褒めているように見えて実は褒めていない』を組み合わせる高等テクニックも存在します。
例えば、「とてもユニークで気味みたいな発言する人は初めて見たよ。でも、実力が伴ってないね。」みたいなのかな?うまく例え作れないけど。
要するに、持ち上げる部分ですら持ち上げず、実は批判しているのにも関わらず持ち上げているように聞こえる、と言う奴ですね。ただし、これは使い方を誤るとものすごい皮肉に聞こえるので要注意です。

で、最後の『木に寄って魚を得る法』ですが、これは漢文なんかに良く出てくる『関係ないような例え話とかを使って相手に言いたいことを伝える』という話法です。例えば『漁夫の利』とか。
王様とか、表立って反対意見を述べられない相手に対してそれとなく自分の言いたいことを伝える方法ですね。ただし、これも使い方を誤ればものすごく嫌味になる上、相手の理解力を推し量って話を作らないと伝わらないので加減が難しいです。

簡単なのは、例えば、万引きをした人に「人のものを盗むって良くないですよね。」とかいう奴ですね。あくまで一般論を言っているのにも拘らず、相手にとっては暗に批判されているように聞こえる。でも、一見正論だから反論はできない。事情を知らない人間は批判していることにすら気づかない。
個人的にはこの方法が一番好きです。


まあ、要するに、他人を批判すると言うのはリスクが高い行為です。喧嘩せず、我慢して敵を不必要に作らないようにすることも社会生活を送る上で重要なことですし、成功するにも必要不可欠です。
歴史上でも、旧時代を壊した人間、例えば織田信長などは、そこら中に敵を作りまくったため、頂点を極めても敵が多すぎて天下が長続きすることはありません。その代わり、徳川家康のように敵を作らずに来た人間が新しい時代を築きます。
よく「旧時代を壊す人間と新時代を築く人間は違う」と言われますが、この辺りも絡んでるんではないかと思います。

ほぼ日刊イトイ新聞で『大人の小論文教室』を連載しているズーニー山田さんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』の中にも「何を言うのか以上に誰が、何というのかの方が重要」みたいなことを言ってましたし。
実際、いくら正論でもそれをいうのがいつも問題を起こしているようなPLでは受け入れてもらえるはずがありません。
つまりは相手を批判するならば時と場合と方法を選びましょうと言う話です。

侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)
(2003/02)
芥川 竜之介

商品詳細を見る
あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)
(2006/12)
山田 ズーニー

商品詳細を見る
筒井版  悪魔の辞典筒井版 悪魔の辞典
(2002/10/09)
アンブローズ ビアス

商品詳細を見る

テーマ:つぶやき - ジャンル:ブログ

考察 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △ 
2008/05/03 [Sat] 23:59:48 » E d i t
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))
(2008/03)
城 繁幸

商品詳細を見る



毎日のように色々な問題がニュースで流れてるけど、結局のところ今日本で問題になっているのって『逃げ切られる世代と逃げ切られない世代の対立』と言っていいと思うんだ。
例えば、年金。若者は年金なんてとっくに破綻してて、納めたって自分たちはもらえやしない、ってことがわかっているから納めないし、中高年は自分がもらえなくなると困るから問題だ、問題だと言って年金を納めてほしいと考える。
例えば、道路特定財源。公共事業で食ってきた土建屋や、そこから票もらって当選していた政治家・特定財源を横領して旅行やらマッサージ器やら買って天下り先を確保してきた官僚は現状を維持して定年・引退するまで逃げ切りたい。そんなことよりもガソリン税を下げて生活費を下げて欲しいと消費者は考える。

まあつまるところ、かつてのような成長が見込めない以上、既得権益を切り崩して再配分しようとする流れの中でカネも権力も持っている『逃げ切れる世代』が強固に抵抗していてにっちもさっちも進まない、というのが日本の現状だと言って大外れじゃないだろう。

で、内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)の時からファンの城繁幸さんが問題視しているのが日本企業内における『逃げ切れる世代と逃げ切れない世代』の対立。
要するに日本の終身雇用と年功序列制度の問題。

前作若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)では若者の離職率の高さの原因をそこ、日本全体に息づく「昭和的価値観」に求めていた。
年功序列のピラミッドだからやりたい仕事をやらせてもらえない、能力ではなく勤続年数で給料が決まるからいくら成果を挙げても給料は上がらない。
で、しかも社内を見渡すと高い地位と給料をもらってふんぞり返る中高年で上は詰まっているし、その人たちが人件費を圧迫しているから給料も上がらない。それなのに相変わらず滅私奉公でサービス残業、休日返上を強いられる。

つまりは全く先が見えない、もしくは見えてしまうから閉塞感・先行きへの不安を感じてしまう。上司や先輩は「我慢していればいずれ給料も上がるしややりたい仕事もやらせてもらえる。」と言うが、とてもそんなのんきに信じ込めない。だから辞める。終身雇用という安定した列車を飛び降りて自分の足で荒野を歩こうと考える、…そんな話だったと思う。

で、今回はその続編。
その3年で辞めた若者達(というよりも既存の昭和的価値観から脱却した人間・安定した列車を飛び降りた人間)の具体例を紹介している。

まあ、会社を辞めた理由もその後の人生も様々だけど、一つ共通していることは自分のやりたいこと、やっていることを自分の言葉で語れること。かつての昭和的価値観を否定して自分なりの新しい価値観を創造しようとしていること。かな?


で、まあつまり筆者は結論としては「若者はもっとワガママになれ」と言っている。
上の世代の言うことにただ従うのではない。自分の人生を犠牲にしてまで会社に仕える必要などなく、もっと自由に、貪欲に自分の生きたい人生を生きろと言っているのだと思う。

まあ、昭和的価値観どっぷりの会社に入ってしまって、しかも馴染めない自分としても大いに関係のある話なことで。
本文の中の

自分の中に「ふて腐れた飲んだくれ」を囲っている人は、たまにはそいつの話を聞いてみると言い。「酒は飲んでも飲まれるな」とは言うが、一度くらい飲まれてみれば、案外と良い話が聞けるかもしれない。しょせん物事の成否なんて、価値観の問題にすぎないのだから。

というのは中々面白いと思った。少しはじっくりと自分と向き合ってみようかな?

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)
(2004/07/23)
城 繁幸

商品詳細を見る
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
(2006/09/15)
城 繁幸

商品詳細を見る
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))
(2008/03)
城 繁幸

商品詳細を見る

テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済

読書 *  TB: 0  *  CM: 0  * top △