◆あらすじ今回は原作のpage.103宣言からpage.107幕(
DEATH NOTE (12)収録)までです。
具体的には、ニアにノートすり替えトリックを看破され、万策尽きて悪あがきをするも結局はリュークに殺されてしまうところまでです。
そして、
ライトの死後の後日談は一切カットされています。これはアニメ版がデスノートの世界よりも夜神月個人を主眼とした構成に力点を置いているからでしょうか?
◆Lに迎えられ逝くライト万策尽き、松田に撃たれ見苦しく喚く所までは同じですが、ライトに殺せと命じられたテルは原作では「あんたは神なんかじゃない、クズだ!」と言い放ちますが、アニメでは
持っていたペンで自分を刺し、混乱に乗じてライトをYB倉庫から脱出させます。
このテルの意図は不明です。ライトを逃がすために命を犠牲にして注意をひきつけると言う信者としての行動か、それとも神の本当の姿に絶望して自ら命を絶ったのか…。
そして血塗れになりながらもYB倉庫を脱出し、逃げるライト。ニアの制止を無視し、ライトを追う相沢たち。
夕焼けに照らされる町を走るライトの頭に浮かぶのはキラ・神になる前の人間だったころの自分。あのころに戻りたい?ノートを使った人間はやはり不幸になるのか?
思うに、「僕がキラとしてやるしかない、これは僕に与えられた使命」とはライトが後から自己正当化するための方便。確かにそういう考えはあったものの、実際にそう決意したのはシブタクを殺し、自分が人殺しなったと認識した後。最も軽蔑すべき犯罪者と同格になってしまった彼は自己防衛のためにキラとなることを選んだ、選ばざるを得なかった。
「1人殺せば人殺しだが100人殺せば英雄だ」を地で行くことを選んだ。だが、それはライトの真意だったのだろうか?
そしてその様子を高台から見つめるリューク。台詞はほぼ原作と同じで、ノートにライトの名前を書き込むものの、状況は大きく違う。
原作では最後の希望を託しリュークにすがるライトに冷酷に掟を、別れを告げ名前を目の前で名前を書き込んだ。そして40秒間の死、そしてその先にある何もない世界に対する恐怖、絶望の中でライトは死んだ。
しかし、アニメでは、全てを失い、尽きかけた命であてもなく彷徨うライトに一人つぶやき名前を書き込むリューク。それは今まで6年以上に渡ってともにすごしてきたリュークのライトに対する感謝の行動なのかもしれない…。
そして力尽き、廃工場で倒れこんだライトは安らかに死を迎える。最後にLを見たライトの心境はどのようなものだったのだろうか…。
そして同時刻に事切れるテル、そしてビルの屋上にたたずむミサ…。
◆全37話を通してアニメの放送期間、そして原作の膨大な量のネームということから必然的に内容は省略気味で、詰め込みすぎかな?とか思うところ結構ありました。それからアクションがギャクぽかったりとか。でも全体的には原作を忠実に再現するだけではなく、映像の力を活かした追加要素もあって楽しかったです。
特に25話沈黙(Lが死ぬ回)では、Lのエピソードが明かされたり、そして幸せいっぱいの中ノートで人を殺し続けるミサの幻想的な描写はすばらしかった。ミサ本人と彼女のやっていることのギャップも含めて。
スタッフの皆様ありがとうございました。
さて、夏の放送も楽しみです。
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